ホームページの必要性 自社サイトを持つメリットや効果・必須事項を解説
「今の時代ホームページって必要?」「SNSだけあれば十分でしょ」と思いながらも、必要性が気になって調べている感じでしょうか?
わかります。一昔前と違って、ネット上にはホームページ以外の媒体がいっぱいありますので、ホームページを持たなくてもネットで営業することは可能です。
そんな多様化してるネット社会で「自社ホームページが果たす役割」を改めて解説しています。
メリット・デメリットを理解した上で、自分に必要かどうかを判断してください。「あるのが当たり前だから」という理由だけで作るのはお金の無駄です。
当記事がホームページを作るか否かの判断材料になれば幸いです。
併せて、自社サイトを作る時に絶対決めておくべきポイントについて詳しく解説しています。
目次
【結論】ホームページは必要です!
ホームページは、いろんな情報発信媒体の母体になる「軸」として機能する重要な存在です。
常にホームページに最新で詳しい情報を掲載しておけば、他の媒体の過去情報でヒットしたユーザーがホームページを見て、今の情報を確認してアクション(問い合わせ・申込み・来店 など)するという流れが作れます。
ホームページ以外のネット媒体
- 各種SNS(インスタ・X・Facebookなど)
- Googleマップ
- 業界のポータルサイト
- 口コミサイト(食べログなど)
- 代理店のPRページ(楽天トラベル・HOT PEPPERなど)
ですから、作っただけで更新せず放置すると逆効果になってしまいます。「ホームページ古いけどこの会社大丈夫?」と思われて選択肢から外れてしまうわけです。
ここからは、ネット上の軸になるホームページを持つメリット・デメリットを具体的に紹介します。
自社のホームページを持つメリット
信頼を獲得できる
ネット上での信頼性は、今や企業の生命線と言っても過言ではありません。多くの人が、企業や商品の情報を調べる際に、どこかのタイミングでホームページをチェックします。
その時、ホームページがなかったり、情報が古かったりすれば、「この会社は大丈夫なのかな?」と不安を抱かれることになります。
ホームページの有無と更新頻度は、SNSや他の媒体では補えない信頼性を与える存在なのです。
新しい正確な情報を発信できる
SNSは手軽で便利ですが、情報の流れが速いため、詳細な説明や保存性に欠けます。その点、ホームページは企業の「公式情報」を正確に、そして体系的に発信する場として優れています。
例えば、新製品の詳細やサービスの仕様をしっかり説明するページを作ることで、顧客はいつでも必要な情報を確認できます。
他の媒体を入口としてホームページに顧客を誘導し、詳しい情報で信頼を獲得するという導線が作れます。
見込み客にアピールできる
ホームページは、自社の魅力を直接的にアピールできる場です。例えば、成功事例や顧客の声を掲載することで、訪問者に安心感を与えると同時に、他社との差別化を図れます。
SNSだけでは伝えきれない「深い情報」や「価値観」を丁寧に伝えることが可能です。
ここでいう「見込み客」というのは、Googleなどの検索サイトで悩みを解決したいと思って「キーワード検索」している人と、会社名・店舗名・サービス名を知っていて「指名検索」している人の両方です。
前者は計画的な運用と時間(キーワードの難易度による)がかかりますが、後者はホームページを公開したらすぐに上位表示されます。
24時間365日稼働してくれる
ホームページは、ビジネスの「デジタル営業マン」として24時間365日働き続けます。顧客が知りたいと思ったその瞬間に情報を提供できるため、機会損失を最小限に抑えることができます。
例えば、深夜や休日でも、商品情報や問い合わせフォームを通じてビジネスチャンスを逃さない仕組みを構築できます。ネットショップや予約システムを導入すれば、業務の自動化・効率化も図れます。
対面での営業資料にもなる
ホームページは、オフラインの営業活動でも大活躍します。
デジタルカタログとして、商談中にノートパソコンやタブレットで情報を提示できるため、紙の資料を持ち歩く手間も省けます。
さらに、最新の情報を常にアップデートしておける点も大きな利点です。
商圏を広げられる
オンラインで情報発信することで、地理的な制約を超えたマーケットへのアプローチが可能になります。
地方の小規模な店舗でも、全国、さらには海外からの注文を受け付けるチャンスを得ることができます。これはホームページが持つ最大の強みの一つです。
データ分析でニーズの把握と対策ができる
ホームページのアクセス解析を活用することで、訪問者の行動や興味を詳細に把握できます。
例えば、特定のページが頻繁に閲覧されている場合、その内容をさらに強化することで、顧客満足度や売上アップにつながります。
ホームページを持つことで発生するデメリット
ホームページを持つデメリットも公平に触れつつ、メリットと比較して判断して下さい。
制作と管理に費用がかかる
ホームページの制作や管理・運用にはコストが伴います。例えば、制作費用として初期投資が数十万円から、複雑な機能や高品質なデザインを求めると、百万円を越えるケースも少なくありません。
他に、管理や運用を制作会社に頼んだり、担当社員を雇えば費用が発生するため、予算の確保が必要です。
しかし、ホームページを戦略的に活用し、売上や集客につなげることで、これらのコストを回収することは十分に可能です。
知識を持った担当者が必要になる
ホームページを効果的に運用するためには、ウェブデザインやSEO(検索エンジン最適化)、コンテンツ制作などの専門知識が必要です。これらを持つ担当者が社内にいない場合、外部の制作会社や運用代行サービスを活用する選択肢もあります。
自社で担当者を育成するのか、外注するのか、戦略に応じて判断することが重要です。
更新できなくなると信頼を損なう
ホームページは定期的な更新が必要です。もし情報が古くなったまま放置されると、訪問者に「この会社は活動していないのでは?」という誤解を与える可能性があります。
例えば、終了したキャンペーン情報がトップページに残ったままでは、企業イメージにマイナスの影響を与えかねません。更新を効率的に行うためには、運用体制を整えることが大切です。
ホームページを作る時に絶対決めておくべきポイント
目的・ターゲットを決める
ホームページを作る際には、まず「何のために作るのか」という目的を明確にする必要があります。
例えば、新規顧客を獲得するのが主な目的なのか、それとも既存顧客に向けたサービス情報の提供が目的なのかによって、構成やコンテンツが大きく変わります。
また、ターゲット層を絞り込むことで、デザインや文章のトーンを適切に設定できます。
訴求したいセールスポイントは何か
訪問者に自社の魅力を伝えるためには、何を強調するべきかを事前に明確にしておく必要があります。
例えば、「業界No.1の実績」や「他社にはない独自のサービス」など、具体的なセールスポイントを打ち出すことで、訪問者の心を掴むことができます。
これをトップページや目立つ場所に配置することで、短時間での印象付けが可能です。
ゴールを1つ設定する
ホームページには「このページで訪問者に何をしてもらいたいか」というゴールが必要です。
例えば、「資料請求ボタンのクリック」や「問い合わせフォームの送信」といった具体的な目標を設定することで、訪問者の行動を効率的に誘導できます。あれもこれも盛り込みすぎると目的がぼやけてしまうため、1つに絞るのがポイントです。
好みのデザインをピックアップする
制作をスムーズに進めるためには、好みのデザインをいくつかピックアップしておくと良いでしょう。
これにより、制作会社とのイメージのすり合わせがしやすくなります。
例えば、同業他社や参考になる他サイトを見て、レイアウトや配色のアイデアを共有すると、効率よく希望に近いサイトが完成します。
制作後の運用体制を考えておく
ホームページは作って終わりではなく、その後の運用が重要です。
更新頻度や担当者の役割分担、必要なツールの準備など、運用体制を事前に計画しておくことで、無駄を減らしスムーズな運営が可能になります。例えば、簡単に更新できるCMS(コンテンツ管理システム)を導入すれば、社内での運用負担を軽減できます。
【まとめ】ホームページの必要性
多様化したネット社会において、ホームページの必要性は従来以上に高まっています。
ただし、「あるのが当たり前だから」といった理由ではなく、自社の目的や目標を明確にした上で判断することが重要です。
本記事を参考に、「ホームページを作るのか否か」自社にとって最適な選択をしてください。ホームページは、正しく活用すればビジネスの大きな力となるでしょう。